勉強が苦手な子にやる気を出させるのは逆効果?親ができる関わり方
こんにちは、オーダーメイド学習塾はつがのちだです。
勉強が苦手なお子さまを前に、
「どうすればやる気が出るのだろう」
「声かけの仕方が悪いのだろうか」
と悩まれている保護者の方も少なくないでしょう。
一生懸命に関わろうとするほど、
・励ましたつもりが反発される
・「やる気出して」と言うほど、やらなくなる
そんなすれ違いが起こりやすくなります。
実は、
“やる気を出させよう”とする関わりそのものが、勉強が苦手な子にとってはプレッシャーになることもあります。
この記事では、
「やる気を出させようとしてうまくいかない理由」と、
親としてできる現実的な関わり方について整理します。
■「やる気を出させよう」とするほど逆効果になる理由
多くの保護者の方は、
「やる気が出れば、勉強も前向きになるはず」
と考えます。
ですが、私がこれまで様々な場所で子どもたちを見てきた中で感じるのは、
お子さま本人の特性だけでなく、
保護者や親戚、学校の先生との関わり方が大きな影響を与えている、ということです。
例えば、はじめて「数」を習う場面を想像してみてください。
内容そのものよりも、
「楽しい」
「怖い」
「難しそう」
といった最初の印象のほうが、強く記憶に残ることがあります。
特に10歳前後までは、
目の前の大人の反応や空気感を敏感に受け取る時期です。
そのため、勉強に対するファーストインプレッションが後ろ向きなものになると、
その後も苦手意識が残りやすくなります。
だからこそ、勉強が苦手な子の多くは、
すでに「できない自分」を意識しています。
そこに
・「やる気出しなさい」
・「本気になればできるでしょ」
といった言葉が重なると、
本人の中ではさらにプレッシャーが強まり、
“できない=やる気がない、自分が悪い”
という受け取り方になってしまうのです。
そのため、保護者の意向を押し出すよりも、
まずはお子さま本人の好きなことや興味のあることを軸に
話を展開していくほうが、結果として前向きな変化につながりやすくなります。
■勉強が苦手な子に起こりやすい「心の状態」
勉強が苦手な子は、
決して能力がないわけではありません。
多くの場合、
・失敗体験が積み重なっている
・比較される経験が多い
・「やってもできない」という感覚を持っている
といった状態になっています。
この段階では、
「やる気」を求めるよりも先に、
安心感や
“できなくても責められない感覚”
が必要になることも少なくありません。
■親ができる現実的な関わり方
無理に「やる気を出させる」よりも、
次のような関わり方のほうが、結果として変化につながることがあります。
・「できたかどうか」より「取り組んだこと」を認める
・量よりも“ハードルの低さ”を意識する
・勉強の話題ばかりにしない
・できない時期があることを前提に関わる
大切なのは、
“やらせる関係”ではなく、
**「できない時期も一緒に過ごせる関係」**を保つことです。
■勉強を始める前に整えたい視点
勉強が苦手な子の場合、
「何をどこまでやらせるか」よりも、
・今、本人はどんな気持ちなのか
・何が一番しんどくなっているのか
・周囲の期待が重くなりすぎていないか
といった視点を一度整理することが、
遠回りに見えて近道になることもあります。
大人の都合で急いで処理するのではなく、
つねにお子さまの目線まで降りて、
淡々と関わり続けることが大切です。
■まとめ|やる気は「出させるもの」ではなく「育つもの」
勉強が苦手な子にとって、
やる気は外から注入されるものではありません。
安心できる関係の中で、
少しずつ
「できた」
「やってみようかな」
という経験が積み重なったとき、
結果として芽生えてくるものです。
無理に変えようとするよりも、
関わり方を少し緩めることで、
子どもが自分のペースで動き出す余地が生まれることもあります。
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