不登校の子どもが高校入試直前にやってはいけない勉強3選|焦りが逆効果になる理由

こんにちは。
オーダーメイド学習塾はつがの、ちだです。

高校入試が近づくと、
不登校を経験したお子さまのいるご家庭ほど、

  • とにかく何かやらせなければ
  • 周りに追いつかなければ
  • 今からでも点数を上げなければ

そんな焦りが強くなりがちです。

しかし実は、
**高校入試直前だからこそ「やってはいけない勉強」**があります。

特に、不登校の期間があったお子さまの場合、
よかれと思って選んだ学習が、
かえって逆効果になってしまうことも少なくありません。

今回は、私がこれまで多くのご相談を受けてきた中で
「これは避けてほしい」と感じる
高校入試直前にやってはいけない勉強を3つご紹介します。


やってはいけない勉強①

いきなり過去問に取り組むこと

高校入試対策と聞くと、
まず思い浮かぶのが「過去問」かもしれません。

しかし、不登校の期間があった場合、
基礎や学習習慣が十分に整っていないことが多く、
いきなり過去問に取り組むと、

  • 問題文が読めない
  • 何から手をつけてよいか分からない
  • ほとんど解けず、自信を失う

という状態に陥りやすくなります。

過去問は「力をつける教材」ではなく、
**「今の実力を確認するための教材」**です。

基礎が整っていない段階で使うと、
自分を追い込む材料になってしまいます。


やってはいけない勉強②

長時間・一気に詰め込む勉強

「時間がないから、まとめてやろう」
そう考えて、急に長時間勉強をさせてしまうケースも多くあります。

しかし、不登校を経験したお子さまにとって、

  • 長時間座り続ける
  • 集中を維持する
  • 大量の情報を処理する

これらは大きな負担になります。

結果として、

  • 途中で集中が切れる
  • 勉強そのものが嫌になる
  • 翌日以降、机に向かえなくなる

といった悪循環に陥ることも少なくありません。

入試直前であっても、
短時間・低負荷・継続が基本です。


やってはいけない勉強③

周囲と比べることを前提にした学習

「同級生はもう過去問を解いている」
「塾ではこの時期、ここまで進んでいる」

こうした情報が、
知らず知らずのうちにプレッシャーになることがあります。

しかし、不登校の期間や背景は
一人ひとりまったく異なります。

他人の進度と比べても、
今やるべきことは見えてきません。

むしろ、

  • 自己否定感が強まる
  • やる気を失う
  • 「どうせ無理」という思考に陥る

といった影響が出やすくなります。

大切なのは、
「昨日の自分」と比べることです。


高校入試直前だからこそ大切にしてほしいこと

不登校から高校入試に向かう場合、
直前期に本当に大切なのは、

  • 無理をしないこと
  • 学習内容を絞ること
  • できた経験を積み重ねること

です。

焦りは、判断を誤らせます。
しかし、順序を守って取り組めば、
短期間でも手応えは生まれます。


オーダーメイド学習塾はつがの考え方

オーダーメイド学習塾はつがでは、
「今すぐ点数を上げること」よりも、

  • 学び直せる状態をつくる
  • 自信を取り戻す
  • 現実的な受験戦略を立てる

ことを大切にしています。

ときには
「今は過去問をやらないほうがよい」
とお伝えすることもあります。

それも、合格に近づくための大切な判断です。


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