不登校の子の勉強はどこから再開する?焦らず進めるための3つの視点
こんにちは、オーダーメイド学習塾はつがのちだです。
不登校の状態が続いている中で、
「勉強はこのままで大丈夫なのだろうか」
「いつから再開させればいいのか」
「どこまで遅れてしまっているのか」
そんな不安を抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
学校に通えていない期間が長くなるほど、
“勉強の遅れ”が気になってしまうのは自然なことです。
ですが、不登校の子の勉強は、
“遅れを取り戻す”という発想から始めないほうがうまくいきやすいと感じています。
この記事では、
不登校の子の勉強をどこから再開すればよいのか、
焦らず進めるための視点を整理します。
■まず確認したいこと|今は「勉強の段階」かどうか
不登校の子の支援で大切なのは、
順番を間違えないことです。
もし、
・昼夜逆転が続いている
・人との会話を極端に避けている
・強い不安や自己否定がある
こうした状態であれば、
今はまだ“勉強を再開する段階”ではない可能性もあります。
土台となるのは、
・生活リズム
・安心できる家庭環境
・責められない空気
です。
この土台が整わないまま勉強を始めると、
うまくいかない経験が増え、
さらに自信を失うこともあります。
■どこから始める?3つの現実的な視点
① 「今の学年」ではなく「最後に理解できていた所」から
多くのご家庭が気にされるのは
「今の学年内容に追いつけるかどうか」です。
ですが、不登校期間がある場合は、
今の学年よりも
“最後に無理なく理解できていた単元”
まで戻るほうが効果的なことが多いです。
土台があいまいなまま進むと、
どこかで必ずつまずきます。
焦らず、確実に積み直すことが近道になります。
② 勉強時間よりも「勉強に触れる感覚」を取り戻す
最初から
・1日1時間
・毎日継続
といった目標を立てると、
ハードルが高くなります。
最初は、
・10分だけ
・1問だけ
・一緒に横に座ってみる
といったレベルで十分です。
大切なのは、
“勉強=しんどいもの”というイメージを少しずつ薄めることです。
③ 成績よりも「自己肯定感」を優先する
不登校の子の多くは、
すでに「できない自分」を強く意識しています。
その状態で結果だけを求めると、
再びプレッシャーになります。
まずは、
・「今日は机に向かえたね」
・「昨日より落ち着いていたね」
といった変化に目を向けることが重要です。
勉強の再開は、
学力回復と同時に、
自信の回復のプロセスでもあるからです。
■やってはいけない関わり方
よくあるのが、
・「いつ学校戻るの?」と繰り返し聞く
・ 遅れを数字で突きつける
・ 兄弟や同級生と比較する
といった関わりです。
保護者として不安になるのは当然ですが、
焦りが強く出ると、
子どもはさらに閉じてしまうことがあります。
■勉強再開のタイミングは「本人のエネルギー」
最終的に大切なのは、
「今やるべきかどうか」ではなく、
本人に動くだけのエネルギーが戻っているかどうか
です。
少し会話が増えた
外に出られるようになった
興味のある話題が出てきた
こうした変化は、
再開のサインになることがあります。
■まとめ|不登校の子の勉強は“順番”がすべて
不登校の子の勉強は、
- 生活と安心感を整える
- 小さな成功体験を作る
- 土台から積み直す
この順番が大切です。
遅れを取り戻すことよりも、
「またやってみようかな」と思える状態をつくること。
それが結果的に、
長く続く学びにつながります。
不登校の子の勉強再開について迷われている場合は、
まずは今の状況を整理するところからでも構いません。
不登校の子への関わり方については、
こちらの記事も参考にしてください。
→(勉強が苦手な子にやる気を出させるのは逆効果?)


