指導事例~不登校生徒が実感した鉛筆の力~
こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、私が指導する不登校生徒の指導事例をご紹介します。
■鉛筆との出会い
彼女は、中学1年生の不登校生徒で、2024年7月から指導を開始しました。学校に通うことが難しくなり、勉強への意欲を失っていたものの、絵を描くことだけは楽しみとして続けていました。特に、デジタル端末でスケッチするのが好きで、タッチペンで力を入れずに楽しく絵を描いていたのです。
しかし、学習にはなかなか集中できず、指導が始まった当初はシャープペンシルを使って問題に取り組んでいました。指導中に解けた問題も、次の週には解き方を忘れてしまい、彼女もやる気を失いがちでした。そこで、私は彼女に鉛筆の使用を提案しました。
■鉛筆がもたらした変化
彼女は最初、鉛筆に対して「つかいにくくて、ゆびがつかれる」というイメージを持っていて、実際にアンケートでもそのように答えています。しかし、「色塗りが楽しい」「いろんな書き方ができる」と感じるようになり、鉛筆の使用に少しずつ慣れてきました。
さらに、鉛筆を使い続けることで「記憶力がよくなった」「握力がついた(筆圧が強くなった)」と変化を感じるようになりました。彼女は、「力の強弱」「力を入れすぎないこと」を鉛筆で学び、鉛筆を使うことの楽しさを実感しています。
■彼女の未来への期待
鉛筆を使うことが、彼女にとって学びの新たな扉を開きました。集中力が高まり、学習に対する意欲が徐々に戻ってきました。今後も、彼女が鉛筆を通して自分の力を信じ、さらなる成長を遂げる姿を見守りたいと思います。彼女の描く作品や学びの成果が、私たちに新たな可能性を示してくれることでしょう。
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