指導事例~空書きで漢字の書き取りを克服~
こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、漢字の書き取りが苦手だった小学5年生の男の子への指導事例を紹介します。
■漢字を書くことだけが苦手
初対面のヒアリングでは、彼は算数に強い興味を持つ一方、漢字に対しては苦手意識がありました。
試しに問題集で確認したところ、語彙力や漢字の読みは問題なし。
しかし、「漢字を書くこと」だけが苦手で、特に長く書き続けると苦しそうな様子が見られました。
ヒアリングの結果、「自分が書いた間違った漢字を見るのが嫌」だと感じていることがわかりました。
■空書きの導入
そこで提案したのが「空書き」です。
空中に指で漢字を書くことで形を確認し、紙に書く前に頭の中でイメージを掴んでもらいました。
ステップ1:空書きで漢字の形やバランスを再認識する。
ステップ2:紙に改めて漢字を書いてみる。
ステップ3:間違えそうになったら、空書きで確認する。
この方法を繰り返していくうちに、彼は自信を持ってスムーズに書けるようになりました。
■結果と効果
指導後には、空書きを取り入れた漢字学習を自分のペースで進められるようになり、授業の板書にも対応できるようになったと報告を受けました。
生徒の成果を見たお母様は驚きながら、涙を浮かべて喜んでくださり、私も指導冥利に尽きる思いでした。
漢字が苦手な理由は子どもによって様々です。
大切なのは子どもの特性や苦手の原因を丁寧に見つけ出し、適切な方法で導くことです。
学習が苦手な子どもたちも、あきらめずに工夫次第で必ず成長できます。ぜひ、最初の一歩を一緒に踏み出してみませんか。
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