子どもたちの特性に寄り添う柔軟な指導

こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、生徒へ指導する際に私が大切にしていることをお伝えします。

特性を見極めることを最優先に

私は家庭教師としても、小学校での学習支援でも、生徒の特性を見極めることを最優先にしています。

基本を押さえることの大切さ、目標を持ち振り返りを行うことの大切さ、考えながら書くことの大切さ——これらは私が常に意識しているポイントですが、それ以前にまず生徒一人ひとりの特性を理解することが欠かせません。

たとえば、物事をじっくり考えるのが得意な子もいれば、直感的に素早く答えを出す子もいます。また、集中力が続かない子や、言葉の意味をイメージしにくい子もいます。そのため、初対面から一律に同じ方法を適用しても、必ずしも効果を発揮するとは限りません。

「学習の足枷」になっているものを探る

学びが進まない原因は、生徒によって異なります。例えば、「文章題になると急に解けなくなる」「基礎的な部分が抜けているため、応用でつまずく」といったケースがよく見られます。私は、初回のヒアリングを通じて、生徒の現状を丁寧に把握することから始めます。

もちろん、ポジティブな情報もあれば、そうでない情報も出てきますが、生徒を決して否定することなく、同じ目線に立って会話を重ねます。少しずつ信頼関係を築くことで、生徒の特性が徐々に見えてきます。そして、その特性を念頭に置きながら、どこに課題があるのか、どこが苦手なのかを絞り込んでいきます。

信頼関係を大切にしたコーチング

しかし、すべてがスムーズにいくわけではありません。特性を見極められないこともあれば、初めに推測した課題が的外れになることもあります。それでも大切なのは、生徒との信頼関係を築き、彼らが「この先生なら頼れる」と感じてくれることです。

私が特に意識しているのは、「懐に飛び込む」という姿勢です。具体的には、生徒の趣味や好きな話題を取り入れたり、学習以外の悩みに耳を傾けたりすることから始めます。また、指導の内容については必ず理由を説明し、「なぜこれをやるのか」を納得してもらうよう心がけています。こうした工夫を重ねることで、生徒との距離を少しずつ縮めていきます。

◾️柔軟な指導と長期的な視点

私の目指す指導は、生徒を単に「成績を上げる対象」として扱うのではなく、一人の人間として向き合うことです。知識の詰め込みではなく、知恵を育むお手伝いをすること——これが私の理想です。

たとえば、解き方を教えるだけで終わらず、「なぜそう考えたのか」「ほかに方法はないか」と問いかけることで、生徒が自分で考える力を育てていきます。学ぶことを通じて、自分自身で人生の選択をするための力をつけてほしい——それが私の願いです。

もし、「うちの子に合う指導があるだろうか」「学ぶことに苦手意識を持っているけれど、どうにかしたい」といったお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。私は、生徒の特性に寄り添いながら、一緒に学びの歩みを進めていきます。

投稿者プロフィール

千田靖呂