中学入試をあきらめてしまったみなさんへ──ここからが新しいスタートです

こんにちは。オーダーメイド学習塾はつがのちだです。

季節は夏から秋へと移り変わり、中学入試もいよいよ追い込みの時期に入ってきました。

そんな中で、結果が思うように出ず、心が疲れてしまい、中学入試をあきらめるという決断をしたみなさんへ——今日は私から、少しだけお話をさせてください。

◼️ 受験に向けて頑張ってきたみなさんへ

まずは、ここまで本当によく頑張りました。

まわりの友達が放課後にゲームをしたり遊んだりしている中で、あなたは机に向かい、コツコツと努力を積み重ねてきたことでしょう。結果が思い描いていたものと違っても、その努力は決して無駄になることはありません。むしろ、その道のりこそが、これからの大きな力になります。

そして、「中学入試をあきらめた」からといって、ここですべてが終わるわけではありません。

中学校への進学は義務教育の一部ですから、地元の公立中学校に進学することができます。希望していた私立中に進めなかったからといって、引け目を感じる必要はまったくありません。

むしろ、これまで受験勉強で積み上げてきた学力は、中学校に進学してから大きなアドバンテージになります。3年後の高校受験を見据えると、今の努力は確実に未来へとつながっています。今は少し休んで、自分の力を信じながら、次のステージへ踏み出していきましょう。

◼️ 保護者の皆さまへ

お子さまが受験をあきらめるという決断をしたとき、保護者の方の胸中には不安や心配が渦巻いていると思います。

「このままで大丈夫だろうか」

「努力が無駄になってしまうのでは」

そんなお気持ちは自然なことです。

ただ、いま一番大切なのは、お子さまの心の回復と安心感です。上手くいかなかったことをいつまでも引きずるよりも、「ここからまた歩き出せる」という気持ちを持てるよう、そっと寄り添うことが力になります。

公立中に進学することになっても、それは決して“負け”ではありません。公立・私立それぞれに良さがあり、年度やクラスによっても環境はさまざまです。中学校に入ることで新しい出会いや発見があり、気持ちをリセットできるチャンスにもなります。未来に向けて、希望と少しのワクワクを胸に進んでいけるよう、温かく見守っていただければと思います。

◼️ おわりに

私も教育に携わる者として、勉強面はもちろん、メンタルの立て直しや「なりたい自分」に向かうプロセスづくりなどでお手伝いできればと考えています。

中学受験をあきらめたことは、未来を閉ざすことではありません。ここからが、新しいスタートです。どうか前を向いて、ホップ・ステップ・ジャンプと、一歩ずつ歩みを進めていきましょう。

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