子どもの特性を尊重し、可能性を最大化する大人の役割

こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、「子どもの特性を尊重し、可能性を最大化する大人の役割」についてお話しします。

■ 特性の違いを理解する

私はこれまで、小中学校の学習支援や個別指導塾、家庭教師として多くの子どもたちに接してきました。集団授業では共通のカリキュラムに従って授業を進めることができますが、個別指導では同じスタイルを適用すると、効果が半減してしまいます。

そのため、初対面の指導生徒に会うとき、まずはその子の特性を理解することから始めます。性格や人格は人それぞれ異なりますので、子どもたちの特性を見極めることが重要です。

具体的には、子どもの苦手な項目を確認し、その苦手意識がどこから来ているのかを慎重に観察します。このプロセスでは、私が主導するのではなく、子どもたちのペースに合わせた環境を整えることが大切です。

例えば、漢字が苦手な子どもに対しては、漢字を書く様子をじっくり観察します。手の動きや表情、一瞬の感情表現まで注意深く見ることで、何が障害になっているのかを把握します。その上で、読みができないのか、書き取りが難しいのか、どの段階でつまずいているのかを確認し、最適な対応を考えます。

こうした検証を経て、どうすれば漢字が書けるようになるか、子どもたちとコミュニケーションを取りながら今後の取り組みを決めます。教材選びについては、その時点で結論が出ないこともありますが、観察から得た感触をもとに書店で学習参考書を選び、後日、子どもに試してもらいます。子どもがその教材に楽しんで取り組む姿勢を見せれば、それは特性に合ったものと言えるでしょう。実際に、漢字や文章を書くことが嫌いだった生徒が、自分に合った問題集に出会い、「ゲームより楽しい」と言ってくれた事例もあります。

■ 大人の我慢がもたらす成果

ここまでのプロセスで一番重要なのは、「大人(保護者や講師)が我慢すること」です。子どもの学力に対する不安から焦りを感じ、感情的になってしまうこともあるかもしれません。しかし、大人はすでに子ども時代を経験していますが、子どもたちにとっては新しい学習が常に初めての経験です。この「大人の我慢」が、いずれ子どもたちの可能性を引き出すことにつながります。

子どもたちの可能性を最大限に引き出すためには、子ども自身の努力や取り組みも大切ですが、それ以上に「大人の我慢」が必要だと考えています。私はこれまでの経験を活かし、「大人の我慢」をもって子どもたちの成長を支えていきます。 「はつが」では家庭教師スタイルのオーダーメイド指導を行い、考えて書くことを重視しています。これもまた、自分自身の忍耐力を養う一環です。少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。学習相談も受け付けております。

家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾「はつが」 | 神奈川県・東京都でスモールステップで考えて書く学習スタイルを追求 (ordermadejyuku-hatsuga.com)

投稿者プロフィール

千田靖呂