文章題を重要視する理由
こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、なぜ「文章題」が学習において重要なのか、その理由について詳しくお話しします。中学校で習う利用問題も同じようにとらえてください。
■文章題の強化こそ、知恵や知識を習得しやすい
特に小学生の指導では、量よりも質を重視しています。例えば、計算問題に取り組む際、最初のうちは慣れないこともありますが、繰り返し練習することで、機械的に解けるようになります。一見、算数ができるようになったと思われがちですが、機械的に解くことが考える機会を奪っているようなのです。
それに対して、文章題では、まず問題を読むことが求められ、何が問われているのかを理解しなければなりません。そのためには、提示された条件をしっかりと理解し、立式して計算を進めていく必要があります。文章題は問題文の読解と状況の把握を通じて立式するため、自然に考えるプロセスが多くなります。同じパターンの計算であればスムーズに解けるかもしれませんが、文章題は様々な書き方で表現されるため、毎回しっかりと読み取る力が必要です。
例えば、私が指導しているある小学生の場合、算数が苦手で特に文章題になると問題に取り組もうともしませんでした。しかし、計算問題はしっかりと解けるため、彼の特性を踏まえ、比較的取り組みやすい文章題の問題集を私の方で選定し、生徒に解いてもらいました。使用したのは、当該学年より1学年下の文章題ドリルで、量は多くても見開き6問程度です。最初は文章題に慣れることから始め、問題をしっかり読ませながら、立式までのプロセスを一緒に考えるようにしました。声を掛けながら少しずつ理解を促すことで、文章題への苦手意識が徐々に薄れ、粘り強く取り組めるようになりました。
授業後、「疲れた」とその場に寝転んでしまうこともありますが、それは脳をしっかり使った証拠です。文章題に取り組むことで、計算問題にも同じくらいの集中力を持って取り組めて、問題の量に偏りがなくなるため、両方の力がバランスよく養われます。
中学生においても、算数・数学を苦手にしている生徒がいます。特に1年生は重要な箇所が多くありますので、この分野は基本を徹底的に叩き込みます。文章題も問題文の読み方をレクチャーしながら、何が書かれているのかを伝えています。その上で、問われていることに対して、どのように取り組むのかを文章題から自分で考えさせます。
これを繰り返していくと、上の学年で難しい分野に直面した時でも、小学生や中学1年生のころから積み上げた基本からの知恵を活かしやすくなります。
もちろん、子どもを見守る大人には、粘り強く寄り添いながら関わる姿勢が求められます。子どもよりも我慢が必要であり、「できないことが負担になるのでやらせない」のではなく、「最後まで諦めない心を育てる」ことが重要なのです。そして「考える力」を養うだけでなく、「問題解決力」や「論理的思考力」の向上にも繋がっていきます。
家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾「はつが」では、文章の読み書きに力を入れています。一般的には計算から文章題への流れが推奨されますが、最初から文章題に取り組むことで、文章題に対するアレルギーが徐々に薄れてくることがわかってきました。すぐに成果はでませんが、長いスパンとスモールステップで学習を進めることにより、効果的な文章題の強化を可能とします。
私は、一緒にお子さまの成長を見守りながら、文章題を克服するお手伝いをいたします。現状を変えたいと考えているお子さまや保護者の方、まずはお気軽にご相談ください。お子さまの成長を共に支え、未来を切り拓いていくお手伝いができることを願っています。ぜひ一緒に、お子さまが自分の力で考え抜き、成長する姿を見守りましょう。お気軽にお問い合わせください。
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