数学が嫌いなのはナゼ

数学が苦手だという声を多く聞きます。

でも、計算問題を誰よりも早く正確に解くことができれば……

難しい数式を丸暗記して数字を当てはめることができれば……

数学を好きになると言えるのでしょうか。

「数学嫌い」が多いのは、学校教育のせいだといいます。そもそもなぜその計算が必要で、実生活においてどう役立つかを教師は説明してくれない。

弱冠20歳で博士号を取得した天才数学者ステファン・ボイスマンは、学ぶべきは「実用的な数学」だと主張します。

「まずは計算の背後にある基本的な考え方を知ってもらうため、授業で問題を解く際に、なぜその数学原理を使うかを説明すべきです」

宇宙飛行士を宇宙へ送り出すために数学がどのように使われてきたか、ストリーミングサービスがユーザーにおすすめの映画を提示するシステムの背後にはどんな数式があるのか……。

産業革命以降、統計学や微分積分が、蒸気や電気で動く内燃機関の性能向上に用いられたことや、超高層ビルが建設されているのも、近いうちに自動運転車に乗れるようになるのも、微分積分のおかげなのだそうですよ。

数学を利用して、化学、工学、技術が発展し、生活が豊かになっていくとイメージすればいいでしょうか。

そう考えると奥深いですね。

読んではいないですが、こちらの本も面白そうですね!