なぜ結果よりもプロセスなのか?振り返りが重要なのか?
こんにちは、「考えて書く!家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」の千田です。今回は、はつがで大切にしているプロセスの重要性についてお伝えします。
■ 結果を分析することで見える課題、それを克服するプロセスが大切
皆さんはどんな場面においても、結果が重要だと思われていますか。
確かに、良い結果になることは大切ですが、良い結果で終えたために、見落としがちなことがあります。それは、課題となる部分です。
例えば、数学の点数が70点だったとしましょう。前回のテスト50点から20点アップしたということであれば、それは大きな成果だと思います。ただ、次のテストはどうでしょうか。次も70点獲得することが目標であれば、それでも良いかもしれません。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
前回のテストが50点、今回のテストが70点。では、同じような問題を間違えていれば、皆さんはどうしますか。
「ここは苦手なので仕方がない」ということであれば、現状維持でよいという考えになり、次回も今回と同じような気持ちで取り組みますが、自然に学習量が減っていくのではないかと思われます。
「もっと点数を稼ぎたい」となれば、次回も今回と同じような取り組みをしてしまうと、同じような結果若しくはもっと悪い結果に終わる可能性があります。
ここで大切になるのが、結果に向けてのプロセスなのです。
今回のテストでできなかった部分をよく分析してみることが大切です。人間は、どうしても好きなことに目を向いてしまいますが、貪欲に得点の向上を目指すのであれば、できなかった部分を次回のテストでどのように克服するのかが重要となります。
一番わかりやすい事例を挙げれば、計算ミスや転記ミスといったケアレスミスです。問題が解けているのに、ちょっとしたケアレスミスで得点を獲得できないというのはよくある事例です。
では、ケアレスミスはどうして起こるのでしょうか。その理由として一番多い事例は、集中力です。と言っても、決して集中力が無いというわけではないのです。問題を解き始めてから最後の答えを書くまで、きちんと集中力を維持できているのかがポイントになります。
ケアレスミスは、社会人でもあります。仕事の場でケアレスミスとなればクレームとなってしまい、どれだけ良い成果物を出せたとしてもちょっとしたケアレスミスでお客様からの信用を失ってしまいます。
学習に置き換えてみると、こうしたケアレスミスは理解できているはずなのに、間違えてしまうという、いちばんしてはいけないミスとなります。
ただ、こうした自分の悪い癖に注目することは、嫌な気分になるかもしれませんが、自分の成長には欠かせません。言い換えると、その人の伸び代になり、克服できればステップアップにつながります。
オーダーメイド学習塾はつがでは、テスト終わりで必ずテストの振り返りをしています。何を正解して、何を間違えたのか。改善が見込まれたのであれば、その部分の分析をし、間違えた内容についても、どうすれば次は克服できるのかを生徒や児童とともに考えています。克服するための特別なメニューも組んでいます。
実際、外国から日本にやってきた家族のお子様に対して、文章や絵からの表現力に課題があり、お絵描き国語と題したメニューを組み込んだことで、中学入試における英語エッセイで力を発揮できました。
結果だけを追い求めてしまうと、「次はきちんと点数を取りなさい」といった精神論となりがちです。仮に結果を出せたとしても、どのような過程で正解や不正解をしたのか。そのプロセスを追いかけることで、これからの課題が見えてきます。
ぜひ、結果よりもプロセスを追い求めながら、日々成長を目指してみませんか。
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