内申書の重要性:1年生からの積み重ねが2年生、3年生の評価に影響!?

こんにちは、「考えて書く!家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」の千田です。今回は、高校入試や大学入試に影響する内申書についてお伝えします。

■1年次から入試の対象となる都道府県もあり

新年度から小学生、中学生、高校生となる皆様、入学おめでとうございます。新生活に一日でも早く慣れて頂ければ幸いです。

入学まで次の入試までまだまだ時間があると思われるかもしれませんが、もう次のステージへ向かう戦いは始まっています。

中学生や高校生であれば、学校から学期末や学年末に学習評価をもとに点数化された個人調査書(内申書)が配布されます。都道府県、県立・私立ごとで5段階や10段階で評価されたものを内申点(学習点)と呼びますが、これが高校入試や大学入試に影響します。

今回は高校入試で考えてみましょう。 各都道府県における各学年の内申点ですが、関東地方であれば以下の通りとなり、9教科(国語、数学、社会、理科、英語、音楽、技術・家庭、美術、保健体育)の合計点で表示します。

都道府県中1中2中3
茨城45点45点45点
栃木45点45点45点
群馬45点45点45点
埼玉45点45点45点
千葉45点45点45点
東京65点
神奈川45点90点

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県は各学年の学年評価(9教科×5=45点満点)の合計(135点満点)で決まります。(中3は2学期)

神奈川県は、中学2年生3学期(9教科×5=45点満点)と中学3年生2学期(9教科×5×2=90点満点)の合計(135点満点)で決まります。

東京都は、中学3年生1学期と2学期が対象となり、一般選抜であれば、主要5教科(国語、数学、社会、理科、英語)が各科目の合計点、実技4教科(音楽、技術・家庭、美術、保健体育)が各科目の合計に2倍をした点となり、合計65点満点となります。

これだけを見れば、神奈川県だと中学2年生3学期、東京都であれば中学3年生から数字を意識すればよいと思われるかもしれません。

内申書は、学生が学校生活を通じて積み重ねてきた成績や態度を総合的に評価するものです。特に公立学校では、1年次からの学業成績や態度が内申点に影響します。そのため、高校入試や大学入試に向けては、入学時から内申点を意識した取り組みが求められます。

神奈川県や東京都など、都道府県によっては中学2年生終了時点や中学3年生の成績が特に重視される場合もありますが、それでも1年生からの積み重ねが重要です。優れた成績を残すためには、早い段階から学校の授業にしっかりと取り組み、必要に応じて補習や家庭学習を積極的に行うことが必要です。

「考えて書く!家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」では、生徒一人ひとりの特性に合わせた指導をし、学校の進捗に先駆けて少しでも理解を深めることを重視しています。生徒が学校の授業を経て、副教材を使用した復習やスモールステップ学習で、内申点の向上につなげる支援を提供しています。