褒めて励ますだけでは弱点にたどり着かない
こんにちは、「考えて書く!家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」の千田です。今回は、「褒めて励ますだけでは弱点にたどり着かない」についてお伝えします。
■弱点と向き合うことで自分の成長を促す
皆さんは、様々な場面で褒められたり、励まされたりすることがあると思います。何か成果を出したときに褒められ、成果を出せなかったときに励まされることでしょう。
確かに成果を出したときに褒められることは良いことですが、成果を出せなかった場合、励まされた後、いったい何が改善されるのでしょうか。
会話の中で「私は褒められて伸びるタイプです」と聞くことがあります。確かに、褒められると嬉しくなりますが、そこからいったい何を得るのでしょうか。
例えば、ある定期テストで50点を獲得したとしましょう。それまでの定期テストで40点が最高で、今回初めて50点台に乗せたのであれば、よく頑張ったとなります。しかし、これまで同様に50点台であればどうでしょうか。ここで褒められたり、励まされたりしたら、きっとその人の次回の定期テストは50点付近もしくは、それを下回る可能性が考えられます。
私は、以前の記事で、テストを振り返る際には、間違った問題に注目すると書きました。
定期テストの得点を伸ばすためには、間違った問題、つまり弱点を把握することが大切なのです。自分の弱点をさらけ出すことは、決して気持ちの良いものではないかもしれませんし、叱られている気分になるのかもしれません。
さらに、褒めること、励ますことだけに終始進めてしまえば、弱点にたどり着くことは到底できませんし、弱点から逃げていると言っても過言ではありません。結果が出なくても、勉強を頑張ったというプロセスを褒めることは良いように思われるかもしれませんが、次への課題を明確にできないと考えられます。
改めまして、私はあくまでも「考える」ことを中心に据えて、子どもたちと接しています。確かに厳しく感じるかもしれませんが、自分の成長を促すこと、つまり自分の伸びしろと考えてみてはいかがでしょうか。ぜひ、取り組んでみてください。
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