はつがの学習スタイル「考えて書くこと」を導入した背景(後編)~考えて書くことで脳をフル回転~

こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、当塾の学習スタイルである「考えて書くこと」を導入した背景(後編)についてお伝えします。

■書く機会の増加で成績やモチベーションがアップ

2020年12月に個別指導塾講師に転身して以来、教育現場での経験を通じて「書き取り力」の低下に直面しました。生徒たちが書くことに対して抱く嫌悪感や手書きスキルの不足が明らかであり、これに着目して指導に努めてきました。

書く行為が脳に及ぼす影響に注目すると、人間は「書く」ときには左脳、「考える」ときには右脳を使用。特に「考えて文章を書く」ことは、右脳と左脳の両方を同時に活性化させ、紙に書く行為によって手を動かす運動野も刺激されることが分かりました。

脳の中での運動野は主に大脳皮質に位置し、前頭葉運動野(前頭前野)は上半身の運動を制御します。手や指の動き、顔の表情などを担当し、手を動かすことが脳の発達に良い影響を与えます。

指導の中で積極的に書く機会を増やすことで、生徒や児童の成績やモチベーションに良い変化が見られました。筆記具を使って文章を書くことで、手や指に感覚刺激を与え、視覚的・運動的な要素が組み合わさり、記憶に留まりやすいとされています。

私の指導生徒の中には、板書の書き取りを通じて書く機会が増え、授業に集中できるようになり、テストの成績が向上した例があります。また、書くことが好きになった生徒は新聞づくりに励み、記事賞を受賞するなど、成果をあげています。

デジタル化に進み、アナログ的なことが減少する中、「考えながら紙に文章を書くこと」が子どもたちの成長を大きく後押してくれるものと期待しています。ぜひ、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」で考えながら紙に文字を書く体験を通じて、児童や生徒の脳をフル回転させ、様々な可能性を一緒に探求してみませんか。きっと、新しい発見が待っているでしょう。ともに学びましょう。