簡単に教えれば楽だけど~面積算定から~

こんにちは、「考えて書く!家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」の千田です。今回は、簡単に教えれば楽だけど~面積算定から~についてお届けします。

■「タテ×ヨコ」と「底辺×高さ」は同じこと

算数や数学では、さまざまな公式が登場します。

例えば、三角形の面積を求めるとしましょう。
おそらく、底辺×高さ×1/2と教えられたのではないでしょうか。小学生であれば、底辺×高さ÷2と教わったと思います。

よく考えてみてください。

底辺はどこでしょうか。
高さはどこでしょうか。

底辺を漢字でそのまま訓読みすると「底の辺(そこのへん)」になり、図で示すと、一番下の位置となります。高さは、日常生活で考えた場合、床から見上げた位置を想像するため、一番下の辺から縦の線を見られるでしょう。

確かに、上記の通りの図であれば、それで求めると大丈夫なのです。しかし、底辺や高さがいつも同じところに記載されているとは限らないのです。

面積の求め方は、小学4年生で初登場し長方形の面積で「タテ×ヨコ」を学びます。5年生に入ると、他の図形の面積も習得します。

・平行四辺形:底辺×高さ
・三角形:底辺×高さ×1/2
・台形:(上底+下底)×高さ×1/2
・ひし形:(対角線+対角線)×1/2

平行四辺形は、向かい合った辺が同じ長さで平行です。4つの角を直角(90度)にすると長方形、辺の長さを等しくすれば正方形になります。

長方形、正方形はいずれも平行四辺形の一部にあたり、「タテ×ヨコ」と「底辺×高さ」は同じ意味を示し、「底辺×高さ」は長方形や正方形から垂直の関係と言えるのです。

面積の求め方では、公式の暗記を求められるかもしれません。簡単に教えられますので、簡単に学べるのですが、意味を理解しておくことで他のことにも応用できます。考える力を養いながら、実践を重ねてみてください。